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あの子の子ども原作の結末ネタバレ!まだ大人でも子供でもない私たちが下した決断

桜田ひよりさん×細田佳央太さんW主演で実写ドラマ化された、高校生での妊娠というセンシティブ題材を真正面から描いた、あの子の子どもの原作の結末ネタバレを調査していきます。

あの子の子どもは蒼井まもる先生原作漫画作品で2024年8月「別冊フレンド」にて完結し、全10巻発売されています。

この作品で蒼井まもる先生は第47回講談社漫画賞・少女部門を受賞、米国のアイズナー賞の最終候補にまでノミネートされ国際的な評価も得ました。

まだ子供でも大人でもない高校生の二人が子供を授かったらという設定から、性教育を社会の反応のリアルを広めるために描かれたあの子の子どもはどんな結末を迎えるのでしょうか。

そこで今回はあの子の子どもの原作の結末ネタバレについて、あの子の子ども原作の結末ネタバレ!まだ子供でも大人でもない私たちが下した決断と題してお届けします。

あの子の子ども原作の結末ネタバレ!

高校生の妊娠という現実に起こりうる事実。

まだ大人でもない繊細な気持ち、そして妊娠がわかったことで起こる社会からの冷たい目線と批判まで、真っすぐリアルに描いたあの子の子ども。

16歳の妊娠したことから始まる、主人公二人の葛藤、そして選ぶ未来を見届けるため、あの子の子どもの原作のあらすじや内容の一部ネタバレと結末ネタバレをお届けします。

あの子の子どものあらすじ

あの子の子どものあらすじ

村上福はごく普通の高校生。

福は親友の矢沢望、そして矢沢に想いを飯田智宏と楽しい高校生活を送っていました。

そして福には別の高校に通う、月島宝と中学生の頃から付き合っています。

宝は陸上の成績が優秀で心優しい青年で、福との交際は両家親とも認めており、お互いに”安心”されていました。

そして高校1年生の夏、お祭りに行くと福の母に見送られた、二人は後ろめたい気持ちを隠しながらも、弁護士をする母親が不在の宝の部屋に上がり込み始めて体を重ねます。

すると装着していた避妊具が敗れていることに気付き…。

あの子の子どもの原作の内容ネタバレ①避妊したのに妊娠!?

あの子の子どもの原作では避妊具をつけて性行為をしたのに妊娠してしまった福と宝の姿が描かれます。

避妊具が破れていたことから妊娠の可能性の不安が募る福、そして陸上の大会で忙しくしながらも福がきになる宝の間で微妙な空気が漂います。

突然出血をした福はクリニックで受信し、先生に「妊娠している」と告げられます。

様々な想いが巡りますが、妊娠初期中絶の期間が迫ってきた福に、宝は一冊のノートを渡し、「出産することも考えている」ことを伝えるのでした。

確かに男である宝より、女である福にかかる身体的、精神的ダメージは計り知れない。

だからこそ苦しみを少しでも軽減させようと、将来のことや今後のことについて宝はノートに自分の想いを書き綴ったのでした。

出産することも考えながら、自分のお腹の中で成長し始めている赤ちゃんに、福と宝はこのままではいけないと両親に妊娠したことを伝えます。

あの子の子ども原作の内容ネタバレ②宝の親、直美の過去

宝の親であり弁護士の仕事をしている直美。

福と宝の妊娠の報告を聞き、すぐに「中絶」してくれと頼みました。

それは直美の”過去”があったからです。

直美は宝にも話していませんでしたが、中絶をした経験があります。

望まれない妊娠をしてしまい、中絶しましたが、だからこそ今”宝”という子宝に恵まれたと福たちに話しました。

直美の気持ちは、たった一度の人生を大事に生きてほしいという気持ちからでした。

しかし福と宝の愛と絆は樹木のように太く、到底のことでは倒れません。

このゆるぎない気持ちが親の気持ちも動かし、妊娠の事実は後に学校でも明らかになっていきます。

あの子の子ども原作の結末!福と宝が選んだ二人の未来

あの子の子どもでは妊娠発覚からその後の二人の決断と未来までの結末が描かれました。

福は中絶しようとしましたが、お腹の中で育ち小さく心臓を動かす自分の赤ちゃんに命の重みを感じていました。そして宝は福の気持ちを全て受け止め尊重しながらも、二人の子を持つ覚悟を持ちました。

両親に伝えた際は考え方の相違で家庭の崩壊寸前までいきましたが、それでも子供をもちたい”産みたい”と考えた福と宝。

子どもの気持ちを尊重し、学校にも妊娠したことを告白。

親友にも勇気付けられた福は、意を消して産むことを決意し、高校2年生からは通信制高校に転入、そして福も同じく通信制に通いながら仕事することを決めました。

経済的にもまだ自立していない二人でしたので、両親の手助けも借りながらになりますが、福は無事に宝との子供を出産し、家族3人での未来を守るためにもより一層宝は懸命に仕事と勉学を両立させるのでした。

あの子の子ども原作の結末の考察と感想

あの子の子ども原作の結末について考察と感想を書いていきます。

子どもが子ども産んでいると言われたけど

愛しいからこそ身体を重ねた主人公ふたりでしたが、その先にある起こりうることを想像せずにしてしまったのは、まだ16歳という年齢の若さだったからだと思いました。

望んで妊娠したのではない、妊娠を望まないなら性行為はしないべきという人もいますがなかなかそこが難しいのが人間の性でもありますよね。

もっと正しくリアルに性教育すべき今、この作品は同じ世代にも刺さる内容ですし、子を持つ親にも見てほしい現実的な内容が描かれていると感じました。

真正面から描くことで、妊娠したらどうなるのか、周りから自分たちへ対する目線や意見、そして当事者たちの悩みと葛藤がよりドラマに現実味をプラスさせたと思います。

最後には母親として妊娠を決意した福、周りを頼りながらも自立し自分の子どもを守っていこうと決めた姿は、母親らしさを感じさせ、宝は福が安心して子育てできるよう努力している姿は父親らしさを感じさせましたね。

まだ年齢的にみれば大人でも子供でもない時ですが、精神的にはぐっと大人に近づいたのではないかと思います。

子を一人育てる覚悟とはどういうものなのか、周りにどういう影響を与えるのか、そして妊娠したら自分の身体はどういう変化あるのか、この作品は性教育の教科書にもなりそうなドラマだと感じました。

まとめ

あの子の子ども原作の結末ネタバレ!まだ大人でも子供でもない私たちが下した決断と題してお伝えしました。

あの子の子どもは原作蒼井まもる先生が描く、16歳での妊娠出産を描いた作品です。

センシティブな内容を真っすぐに描いたことで賛否両論にもなりそうなドラマですが、このような作品があるからこそ、大人でも子供でもない年齢の人が妊娠する大変さを伝えることができるのではないかと感じます。

実写ドラマ化もされていますので、原作漫画も伏せて両方見てみたい作品でしたね!