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嘘解きレトリック原作の最終回ネタバレ!先生の過去と嘘解きをする本当の意味

2024年10月7日、都戸利津先生による原作漫画嘘解きレトリックは、鈴鹿央士さんと松本穂香さんを主演キャストに迎え、実写ドラマ化されることが決定しました!

昭和初期を舞台に、嘘を聞き分けられる奇妙な能力を持つ浦部鹿乃子(松本穂香)と、貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿央士)出会うことで繰り広げられる謎解きミステリーロマンスを描く嘘解きレトリックは、異色の凸凹コンビで謎多きミステリー事件を解決していく作品として多くのファンを魅了。

見どころはミステリーを解決していくシーンの他に、二人が織りなす歯がゆい恋も見逃せない部分となっています。

2024年現在嘘解きレトリック原作は10巻で完結し最終回を迎えていますが、ラストに大きなミステリーに迫る鹿乃子と左右馬に、二人の恋もクライマックスへと突入していきます。

そこで今回は嘘解きレトリック原作の最終回ネタバレ!先生の過去と嘘解きをする本当の意味と題してお届けします。

嘘解きレトリック原作の最終回ネタバレ!

2024年10月7日より月9ドラマとして放送される原作漫画作品の嘘解きレトリック。

ドラマ嘘解きレトリックは、都戸利津先生による原作漫画作品としてコミックスが10巻発売され50話で最終回を迎えていますが、まさに都戸利津先生の代表作ともいえる長期連載作品でした。

嘘解きレトリック原作の最終回では穏やかな空気が流れる、とても感動的なフィナーレを迎えていますので、ドラマを見る前にどんな最終回になるのか気になる人も多いでしょう。

ではここから、噓解きレトリック原作の最終回を含めたネタバレと、作品のあらすじを紹介していこうと思います。

嘘解きレトリックのあらすじ

嘘解きレトリックのあらすじ

昭和初年。

”人の嘘が聞き分けられる”能力を持つ浦部鹿乃子は、地元で忌み嫌われていた。

鹿乃子の母も娘を庇うも村人からのあたりが強く、何も施しようがなかった。

母を救うためにも地元を離れるしかないと思った鹿乃子は単独で九十九夜街(つくもやちょう)へ行くのであった。

街に着くと職探しに歩いたが、張り紙の広告を見て求人に応募したいと頼んでも、既に求人は終わっていると断られてしまう鹿乃子であった。

その頃祝左右馬は、親友であり警察の端崎馨を連れて稲荷神社へ出かけていた。

稲荷神社へ行く目的は、右馬が家賃を支払えないため、掃除をすることで家賃を負けてもらえないかと企んでいるからである。

助っ人となった端崎馨はなぜ俺に頼む?と言うと、「人の生死がかかっている」と右馬は嘘をついたのだ。

神社へ到着後、犬のような唸り声で「おいていけ~」と言う女の声を右馬が聞く。

なんだと思った右馬は、そこで猫とメザシを巡って対峙していた鹿乃子と出会う。

すると空腹の限界で倒れた鹿乃子を端崎が介抱し、小料理屋『くら田』でご飯を食べさせることに。

そこで出会った人たちの中で、一人の大きな嘘に過剰反応をした鹿乃子のことを、左右馬は鹿乃子に人の嘘を見抜く能力があることに気づき…?

出会いが餓死寸前の鹿乃子と、貧乏まっしぐらな左右馬から始まり、左右馬が鹿乃子の能力を見破りスカウトしたことで、二人は仕事仲間として一緒にいるようになります。

しかし数多くのミステリーと向き合い、鹿乃子の過去や能力を知ることで二人はぐっと心が近づき、いつの間にか当たり前の存在のようになっていくのです。

謎解きレトリック原作の最終回ネタバレ①左右馬が探偵を目指した理由

左右馬は学生の頃から根っからの怠け者だった。

面倒なことを避けているつもりが、物事はだんだんと面倒になっていくことを不思議だと思っていた左右馬。

人助けをすることは自分にとって心地いいことでしたが、面倒を避けるためにも助けた分報酬を貰っていたのだ。

「裏があると相手に思われるなら先に裏を作ればいい」「相手を助けたことでお金も貰え、ご飯も食べられ一石三鳥」というのが左右馬の考えでした。

ある日、床に這いつくばっている端崎馨を見つけ、左右馬は無視しようとしますが端崎馨に捕まってしまいます。

困っていた端崎馨に対し、左右馬は助ける条件として「コロッケ3つ」で話を聞くと言い出しました。

端崎馨は昼休みにカギが床に落ちているのを見つけ、拾おうとした瞬間に床がが浮いたことで転んでしまったといいます。

またそこにあったカギは無くしてしまったと話すのでした。

左右馬はその話を聞き君は救いようがないと一刀両断。

すぐに原因がわかりカギは見つけることができました。

一方テストが配布されたクラスでは、左右馬が予想する問題が次々と出てきて、生徒からは「左右馬が盗み見したのではないか」という疑いが広がります。

ここで左右馬は、人がなんの疑いもなしに人を信じることは難しいということを悟ります。

しかしあの時助けた端崎馨だけは左右馬のことを信じて疑いませんでした。

友人を信じることに”証拠”なんていらないのだ。

そんな中、端崎馨は夜道で酔っ払いに絡まれる女性を見つけ助けに行きます。

酔っ払いが言うには「女はスリだ」と言いますが、左右馬の推理で酔っ払いの勘違いだという事がすぐわかったのです。

面目丸つぶれになった男は、左右馬と共に端崎馨もボコボコにします。

なんとか逃れた左右馬と端崎馨に、左右馬はそんなに人助けがしたいのなら警察官にもなればいい!と言い放ちます。

端崎馨はすぐに左右馬に「私が警察官なら、お前は探偵だな」と言い、この言葉が左右馬の人生を大きく変えるきっかけとなりました。

すぐさま探偵となった左右馬でしたが、思ったよりも儲からず面倒なことを避け自然の赴くままに人生を歩んでいました。

貧乏探偵まっしぐらです。

そんな中、嘘を聞き分ける鹿乃子と出会ったことで、彼女の素質に触れ始めるのであった。

面倒なことも惜しまず親身に人の話を聞く鹿乃子と組むのは、左右馬にとって面倒なことばかりでしたが、気づけば一番分かり合える相手になっていたのです。

謎解きレトリック原作の最終回ネタバレ②左右馬と鹿乃子の恋は

鹿乃子は地元で大事な友人だった君ちゃんと再会します。

鹿乃子は自分の能力のせいで君ちゃんをたくさん傷つけてきたと悔やんでいたので、もう君ちゃんは自分を相手にしてくれないと思っていました。

しかし今回再会したのは君ちゃんは鹿乃子にまた会いたいと思って街にいたのです。

君ちゃんは自分の結婚相手が自分に相応しいのか、相手が嘘をついていないのか鹿乃子に見てほしいと考えたのでした。

しかし大事なのは嘘を見抜いて、結婚するかどうかの問題ではなく、今、この時を大事に考え、思いあえるかどうか、鹿乃子と君ちゃんは人として今のこの時の気持ちがどれだけ大切かに気づくのです。

やっとのこと分かりえた二人が仲直り。

鹿乃子も能力に関わらず、今の気持ちをまっすぐに先生(左右馬)に伝えに行きます。

本当に大好きでずっとそばに居たいというまっすぐな気持ちを。

そして左右馬は鹿乃子の気持ちを受け止め、本当の気持ちをこれからも二人で繋げていこうと誓うのでした。

2人のこの時の気持ちに嘘偽りはありません。

嘘解きレトリック原作の最終回の感想と考察

嘘解きレトリック原作の最終回の感想と考察をしていきます。

人が思い合えることの大切さに気付く

嘘解きをメインにするミステリー作品でしたが、最終回のメッセージを解いていくと、人と人が思い合えることの大切さを伝える作品であったとわかります。

嘘を聞き分ける能力は人を救う時があれば、時にして人を遠ざけてしまう恐ろしい能力でもあることがわかります。

しかし人がその時嘘をついていても、相手とのコミュニケーション次第で変わっていく可能性があります。

相手がわからない、信じられないからこそ、人同士はコミュニケーションが必要になってきます。

コミュニケーションするには頭でよく考えなければなりません。

一瞬で嘘を聞き分けられなくても、時間をかければ私たちは相手のことがわかるようになり、それがいずれは相手と固い絆で結ばれていくんだと思います。

鹿乃子が後先考えずに母を思うがために、村を飛び出したことは、彼女を成長へと導く選択だと感じました。

また左右馬は鹿乃子と出会うことで、面倒だと表向きに見えても実はその面倒なことの積み重ねが自分の成長へと繋がると彼も実感できたのではないでしょうか。

穏やかな最終回は、能力を持つ鹿乃子とめんどくさがりの左右馬だからこそ納得のフィナーレだったと思います。

まとめ

嘘解きレトリック原作の最終回ネタバレ!先生の過去と嘘解きをする本当の意味と題してお伝えしました。

嘘解きレトリック原作は全10巻の50話で最終回を迎えました。

原作では謎多き探偵の左右馬がなぜ探偵への道を進んだのか明らかになるラスト、そして自分の能力と向き合う鹿乃子の姿が描かれました。

与えられた能力を上手く使いながらも、鹿乃子は今の本物の気持ちを大事に、左右馬と人生を歩んでいくという穏やかなラストでしたね!

ドラマでも原作に沿ってストーリーが構成されていくと思われますが、ドラマならではの演出もあるかと思いますので、主人公を演じるキャスト陣の演技にも注目していきたいですね!